土木施工管理技士1級、2級の難易度は?勉強法も併せて解説します。  

皆さんこんにちは!秋田県大館市を中心に水道施設工事・管工事・土木一式工事などあらゆる工事や施工を手がけている株式会社巽工業所です。


土木業界でキャリアアップしていくうえで、必須なのが土木施工管理技士の資格。

ただし晴れて資格を取得し、バリバリ活躍するためには、試験をパスしなければなりません。

今回は1級土木施工管理技士と2級土木施工管理技士の試験の難易度や、勉強方法を解説します。



■土木施工管理技士1級、2級それぞれの難易度は?



まずは試験のかんたんなあらましをご紹介。

土木施工管理技士の試験は、1級も2級いずれも、第一次検定と第二次試験検定からなります。いずれも、第一次検定はマークシート方式、第二次検定は記述式です。



では、1級土木施工管理技士と2級土木施工管理技士の合格率はどのくらい違うものなのでしょう? 2021年から2023年を対象に比較してみました。


1級と2級で第一次検定を比較してみると、合格率が低いのは1級。試験の難易度が高いことが分かります。また2023年の第一次検定は例年に比べて、1級、2級どちらも難易度が上がっていることがうかがえます。


・一夜漬けでの合格は難しい?

結論からいうと、一夜漬けは避けるべし。というのも、試験範囲が非常に広く、一夜漬けでは対応しきれないのです。たとえば1級土木施工管理技士の一次検定の出題範囲は、こんなふうになっています。



マークシート方式の一次検定でもこれほど幅広い分野をカバーしなければなりません。一夜漬けは現実的ではない、と心得ておきましょう。


・二次検定の合格率が低い

上述のように土木施工管理技士の試験では、1級・2級ともに二次検定のほうが合格率が低い傾向があります。


一次試験のマークシート方式であるのに対し、二次検定では記述論文をこなさなければならないのがその理由です。したがって、施工管理や工法について正確に記述できるように対策しなければなりません。

参考書や過去問の記述問題を参考にしながら、実際にライティングをしてみて練習するのが、確実です。


・経験記述問題の対策のハードルが高い

もう一つ、二次検定でハードルが高いのが経験記述問題。これも一夜漬けで対応するのは現実的ではありません。


経験記述問題では、自分がこれまでこなしてきた工事現場での経験が問われます。自分が積んできた経験が相手に伝わるように明解に記述しなければならないので、じっくり対策しなければなりません。

またこの経験記述問題は、配点が高いので、ミスは厳禁。スムーズに解答できるようになるまで何回も繰り返して練習することがポイントです。



■土木施工管理技士資格を取得する為に必要な勉強時間はどれくらい必要?



では、土木施工管理技士資格を取得するために必要な勉強時間はどれくらい必要なのでしょう? 働きながら資格取得をしなければならないので、目安を知っておくことで、うまく時間のやりくりをしたいものです。


・2級土木施工管理技士の場合

2級土木施工管理技士の場合、勉強時間は「300~400時間」程度がスタンダードと言われています。1日およそ2時間のペースで勉強を進めると仮定すると、150~200日の期間を勉強に充てることになります。


・1級土木施工管理技士の場合

1級土木施工管理技士の場合、一般的に勉強時間「500~600時間」程度というのが定説です。2級にくらべると、勉強時間が長いのは一目瞭然。やはり1級土木施工管理技士は2級よりも難易度が高いので、より多くの勉強時間を割かなければなりません。


1日およそ2時間のペースで勉強を進める場合、「250~300日間」の期間を要することになり、1年近くを試験勉強に費やすことを意味します。しかし試験が実施されるのは、1年に1回。計画的なスケジュールを立てるのが成功の秘訣です。


このように、1級土木施工管理技士、2級土木施工管理技士のいずれも、長い勉強時間を充てることが必要です。きちんとスケジュールを設定して時間を捻出し、自分に合った勉強方法を見つけることがポイントです。



■土木施工管理技士取得に向けた勉強法は?



では、土木施工管理技士取得に向けた勉強法のポイントとはどのようなものなのでしょう?


・テキストをしっかりと読み込む

地道な印象ですが、一朝一夕に土木施工管理技士の勉強はこなせるものでないことを認識しましょう。

土木施工管理技士の資格試験の出題範囲は幅広いので、テキストをしっかりと読み込むことで、さまざまな分野に関する知識を得ることができます。


もし仕事や家庭の都合でまとまって勉強時間を取るのが難しいようなら、自分のペースに合わせて学習を進められる教材や、進み具合を管理してくれる通信講座を受講するのも一つの手です。


・過去問で出題傾向を把握する

2級土木施工管理技士の試験では、過去問対策が大事です。逆に言えば奇抜な出題は少ないので、徹底的に過去問をおさえておきましょう。まずは過去に出題された問題にトライしてみて、攻略できなかった問題を洗い出し、なぜ間違えたかをチェック。この一連の作業を繰り返すうちに、自分の得意分野や苦手分野も浮き彫りにすることができます。出題傾向の把握にも役立つので、手堅く合格点をクリアしたいものです。


・確実に点数を取れる分野を攻略する

第一次検定も第二次検定も出題範囲は広いのが共通しています。また2級でも、第一次検定・第二次検定ともに選択問題が設けられています。

したがってまず攻略しておきたいのは、自分の得意分野。点数を稼ぎやすいのがどの分野か把握して、どうしても解くのが難しい場合は潔く捨てるなど、割り切って線引きをするのも作戦の一つです。

そのためにも勉強の初期段階では選り好みせずに、多彩な分野の問題にアタックしてみることが大切です。


最近は勉強のための教材やアプリが充実して、要領よく情報収集できるようになってきました。「一般社団法人全国建設研修センター 試験問題/正答肢(https://www.jctc.jp/mondai/)」では、過去問題を閲覧できるので、こうした情報も活用しましょう。


・後輩育成に熱心な土木建設会社に入社する

土木業界では土木施工管理技士の取得をしないと、めざましい活躍はできません。資格取得は給与にもかかわってくるので、仕事と両立しながら必ず取得したいものです。

ただし手探りの状態で勉強をしても時間のムダになるだけ。どのように仕事をしながら勉強時間を捻出するか、職場の先輩にアドバイスを仰ぐのも一つの近道です。


また第二次試験の経験記述問題などは、要領よく的確に答えられているか、客観的にアドバイスをしてもらうと、自分に足りないところが見えてきます。後輩育成に熱心な気風がある会社ならば、相談にのってもらうこともできるでしょう。



■土木施工管理技士は未経験からでも取得できる!バックアップ体制が整っている環境で、着実にキャリアアップしましょう!



株式会社巽工業所は、秋田県大館市を拠点に50年以上の歴史をもち、土木工事・水道施設・配管工事など生活に欠かせない「インフラ」工事を手掛けている会社です。現在、一緒に秋田を背負い働いてくれる方を大募集しております。弊社では、以下の企業理念と経営方針を掲げています。


弊社はこれまでの実績により、「秋田を代表する企業100選」にも選出されています。配管を中心に設計~施工まで、幅広い現場と業務を経験できる会社です。ベテランによる丁寧な指導で、他社よりもスムーズに知識と技術を身につけることができます。


資格取得支援制度や資格手当、独立支援制度、各種福利厚生も充実している他、残業時間はほぼゼロを実現。しっかりと休みが取れて、社員1人1人が働きやすい環境が整備されているのが弊社の魅力です。


水道工事や空調設備に興味がある新卒・未経験者の方、知識や技術をさらに磨きたい経験者の方、どちらでも歓迎いたします。もちろん女性も大歓迎です。興味のある方はお気軽にご連絡ください。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。


巽工業所では共に地元を支える仲間を募集中です!詳細は下記からご覧ください。


採用情報はコチラ