皆さん、こんにちは。秋田県大館市を拠点に、水道施設工事・管工事・土木工事などを手掛けている株式会社 巽(たつみ)工業所です。
水道工事は、どこでも安心して水を使えるようにするために必要不可欠な工事です。その一方で「水道工事の仕事はきつい」といわれてしまうこともあります。このような噂を聞いて、水道工事業界に就職するかどうか迷っている方もいらっしゃるでしょう。
確かに水道工事は「きつい」と感じる瞬間もありますが、それ以上に大きなやりがいがあります。それに加え、資格を取得することで着実にキャリアアップできる、魅力的な仕事でもあるのです。ここでは、水道工事の大変な点とやりがい、おすすめの資格について解説します。
■水道工事の仕事できつい・大変と感じるのはどんなところ?
水道工事の仕事は肉体労働が中心で、なおかつインフラを支えるという責任重大な仕事でもあります。「きつい」と感じる理由も、こういった仕事の性質に由来しています。水道工事のきつい・大変な点を見ていきましょう。
・汚物関係の処理
特にきついと感じることが多いのは、排水管やトイレなどの工事における、汚物関係の処理です。排水管の修理中に汚物が流れてくることは珍しくありません。また、古い便器や配管を引き取るために車に積むと、車内に臭いが充満することもあります。慣れるまでは大変です。
・ミスによる水漏れで弁償
水道工事は水漏れが起きないように注意して行いますが、万が一ミスをして水漏れが発生すると、現場を水浸しにしてしまうこともあります。明らかな自分たちのミスで建物に被害が及んだ場合は、当然ながら弁償しなければなりません。そもそも、施工不良があると水道が使えなくなるので、常に緊張感を持って作業する必要があります。
・穴掘り
地面に水道管を埋設する時は、その場所に穴を掘り、配管を設置したら埋め戻す必要があります。もちろん重機を使えば楽なのですが、スコップを使い人力で穴を掘らなければならないことも多く、体力的にきつい点です。
・急な夜間対応
水漏れなどの事故は、いつ発生するかわかりません。その修理業務も水道工事業者の仕事なので、急な夜間対応をしなければならない場合があります。
どう対応するかは会社の方針次第です。夜の電話に備えて事務所に詰めておく場合もあれば、家にいる時に呼び出される場合もあるでしょう。特に北国では、冬になると水道の凍結などの事故が多発するため、夜間対応も増えます。いつ呼び出されても大丈夫なように、お酒を我慢することもあります。
・一人前になるまでは賃金が安い
建築・土木業界における見習いの賃金は、日給8,000円~10,000円程度が相場です。しかし、水道工事業者は、他の業種に比べて見習いの賃金が安い傾向にあります。もちろん、これはあくまでも傾向です。他の業種と同等以上の賃金を支払っている会社もありますし、スキルアップに応じてどんどん給与を上げてくれる会社もあります。
■水道工事の仕事にやりがいを感じるのはどんな時?
水道工事にきつい点・大変な点があるのは確かです。しかし、それ以上にやりがいがあり、多くの職人はそこに魅力を感じて働いています。水道工事の仕事の主なやりがいを挙げてみましょう。
・工事が終わった時の達成感、社会貢献の喜び
水道工事は大変なことが多い分、工事が終わった時の達成感も大きいものです。また、水道設備は社会に必要不可欠なインフラですから、水道工事業者は社会を支えている存在といえます。「自分たちは社会に貢献できる仕事をしているんだ」という喜びは、何よりもモチベーションを高めてくれる、最大の原動力です。
・お客様から直接感謝される
現場の最前線で働く水道工事業者は、お客様と直接やり取りする機会が多く、感謝の言葉も直接いただくことができます。特に水漏れなどの緊急事態に対応した際、お客様から「本当に助かりました。ありがとう」と言われた時は、「この仕事をやっていてよかった!」と感じます。
・職人として成長し、収入がアップした時の満足感
水道工事業者はいわゆる職人であり、技術力に応じて給与がアップしていきます。がんばった分だけ着実に給与が上がっていくので、自分の成長を実感し大いに満足感が得られるでしょう。
給与アップの基準は会社によりますが、最初の目安となるのは「修理業務などを1人でできるようになるかどうか」です。基本的な技術や家の構造などを理解し、1人で現場に行って一通りの仕事ができるようになれば、ひとまず一人前の職人といえるでしょう。また、資格の取得などによっても給与が上がります。
なお、現在は高度経済成長期から半世紀以上が過ぎ、全国各地で水道設備の老朽化が目立ってきています。今後、更新が必要な水道管は加速度的に増加すると見られているため、水道工事業者の出番も増えていくでしょう。優秀な職人は引く手あまたとなり、好条件で迎えられる可能性が高いので、稼ぎたい方にとってはチャンスです。
■水道工事の仕事は資格を取得することで年収アップ!
水道工事職人としてキャリアアップする上で、とても重要なポイントになるのが資格の取得です。資格を取得すると技術力の高さの証明になり、給与がアップします。資格を持っているだけで手当がもらえる会社も少なくありません。
また、特定の資格を持っていないとできない業務も多いため、資格を取得すれば仕事の幅が広がります。現場の責任者などになれば年収もアップしますから、積極的に資格を取得するのはおすすめです。水道工事職人におすすめの資格と保有者の業務内容をご紹介します。
・給水装置工事主任技術者
給水装置工事主任技術者は、給水装置工事事業者が水道事業者(市町村など)から指定を受けるために必要な国家資格です。会社にこの資格を持った人がいなければ、指定給水装置工事事業者になることができず、実質的に給水装置工事(給水管、止水栓、水道メーターなどの工事)を実施できません。
水道は重要な公共インフラであり、設置や点検といった業務は専門的な知識と技術を持つ人が行う必要があります。そのため、給水装置工事主任技術者がいる業者のみが、給水装置工事を行えるようにしているのです。
有資格者は、給水装置工事における技術面の指導監督や、工程管理・品質管理・安全管理、水道法の基準に適合しているかどうかの確認などを行います。また、工事完了後に水道事業者が行う検査への立ち合いも重要な仕事です。
・下水道排水設備工事責任技術者
下水道排水設備工事責任技術者は、下水道排水設備工事に関して一定水準以上の技術を持っていることを証明する資格です。都道府県や市町村の「指定工事店」となって、下水道排水設備工事を受注するためには、下水道排水設備工事責任技術者が1名以上所属している必要があります。理由はもちろん、下水道排水設備工事の品質を確保するためです。
有資格者は主な業務として、下水道排水設備の設計や施工、現場管理、メンテナンスなどを行います。技術面だけでなく、予算やスケジュールの管理といったマネジメント関連のスキルも必要です。
・水道技術管理者
水道技術管理者は、水道の管理における技術上の責任者です。水道事業者(上水道・簡易水道)、水道用水供給事業者、専用水道設置者は、水道技術管理者を1名以上設置するよう水道法で定められています。
主な業務内容は、水道施設における設備点検や基準適合検査、水質検査、緊急時の給水停止などです。水道技術管理者になるためには、登録講習を修了するか、一定以上の実務経験・学歴などの条件を満たす必要があります。
・管工事施工管理技士
管工事施工管理技士は、水道配管工事やガス配管工事といった、管工事全般の施工管理スキルを認定する国家資格です。有資格者は現場の施工管理者として、作業員の指導監督や、工程・品質・安全・原価管理を中心とする多彩な管理業務を行います。施工管理は基本的に現場作業を行うことはなく、職人からのキャリアチェンジ先として有望です。
また、管工事施工管理技士には1級と2級があります。2級は現場の技術上の管理を担う「主任技術者」、1級はより大きな現場で主任技術者に代えて配置される「監理技術者」になることが可能です。いずれも現場への配置が必須で重要性の高い役職なので、飛躍的なキャリアアップを狙うなら、ぜひ管工事施工管理技士を取得しましょう。
■まとめ:水道工事は、きついこともあるけど魅力的な仕事です!
水道工事は、社会を支える非常に重要な仕事です。きついと感じることもある一方でやりがいも多く、しかも仕事の需要が常に生まれ続けています。機械に仕事を奪われる可能性も低く、今から就職しても安定して働きやすい職業です。
さらに、資格を取得すればスムーズにキャリアアップし、給与のアップも狙えます。手に職をつけ安定して働きたい方や、社会に貢献できる仕事をしてみたい方は、水道工事の仕事に挑戦してみてはいかがでしょうか。
■株式会社 巽(たつみ)工業所では、共に働く仲間を募集中!
巽工業所では、配管工や施工管理として一緒に働いてくれる仲間を募集しております。弊社は管工事、水道施設工事、給排水衛生設備工事、消防設備工事、土木工事、機械器具設置工事など、非常に幅広い工事を手掛けている会社です。
経営においては、社会インフラの整備という使命と責任を持った企業であることを自覚し、事業活動の継続と発展に取り組んでおります。あらゆる関係者の皆様に責任を果たし、全従業員が幸福を実感できる会社が弊社の目指す姿です。
●ベテランによる丁寧な指導でスピーディーな成長が可能!
●資格取得支援制度も充実!キャリアアップを応援します!
●取得資格に応じて下記も支給します。
・1級管工事及び土木施工管理技士 月額30,000円
・2級管工事及び土木施工管理技士 月額20,000円
・1級配管技能士 月額20,000円
・2級配管技能士 月額10,000円
・消防設備士(甲種、乙種) 月額20,000円
●賞与年2回(7月・12月)
●昇給1回 (4月)
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