消防設備士ってどんな仕事するの?仕事内容を詳しく解説  

皆さんこんにちは!秋田県大館市を拠点に、水道工事や管工事など、さまざまなインフラ工事を手掛けている株式会社巽(たつみ)工業所です。


弊社で行っている事業の1つに消防設備工事があります。皆さんもよくご存知の消火器や火災報知器などの消防設備は、あらゆる建物で設置が義務付けられているものです。実は、それらの点検・整備が行えるのは、消防設備士の資格保有者だけというのはご存知でしたでしょうか?

消防設備士は非常にニーズが高く、資格を取得することで給料も上がりやすくなります。


ただし、気をつけなければならないのは、消防設備士の資格には区分が多く、それぞれに扱える消防設備が異なることです。そのため、資格については事前にしっかりと把握しておく必要があります。


この記事では、消防設備士の資格から仕事内容、消防設備士の魅力までご紹介していきます。

消防設備士を目指したい方や、キャリアアップのために資格取得をお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。




■消防設備士の資格とは



消防設備士の資格とは、建物に設置された消防用設備の点検・整備・工事を行うための国家資格です。消防設備士には甲種6種類、乙種7種類、計13種類もの分野があります。


それぞれの分野で扱える消防設備や業務内容が異なるため、ここでは消防設備士の資格について詳しくみていきましょう。


・消防設備士の概要


消防設備士とは、建物に設置された消火器や火災報知器、スプリンクラーなどの消防設備を点検・整備・工事する仕事です。


公共施設や病院、学校や工場など、一定の建物は消防法第17条1項により、消防設備の設置が義務付けられています。それらの点検を行えるのは、消防設備士の資格を持った人だけです。そのため、消防設備士は業務独占資格ということができます。


消防設備士の仕事は景気に左右されにくく、安定した需要を見込めることが特徴です。


消防設備といっても、消火器や火災報知器など身近なものから泡消火器など見慣れないものまで幅広く、資格区分によって扱える消防設備に違いがあります。


・乙種と甲種


引用元:一般財団法人 消防試験研究センターより


消防設備士の資格には甲種と乙種があり、乙種7種類、甲種6種類の計13種類に分かれています。乙種が消防設備の点検・整備を行うのに対して、甲種は乙種の範囲に加えて工事の監修も行うことができるため、甲種の方が上位資格です。


また、乙種には受験資格がなく、年齢や職業に関係なく誰でも受験できますが、甲種にはさまざまな条件があり、いずれかに該当することで受験資格を得られます。例えば、大学で機械や電気等の指定学科を卒業している場合、乙種の消防設備士として2年以上の実務経験がある場合、電気工事士・建築士の資格を保有している場合などです。


甲種の方が受験へのハードルが高く、業務内容も幅広いことから、甲種の資格保有者はさまざまな場所で重宝されます。


令和3年度における資格試験の合格率をみると、甲種で35.6%、乙種で38.3%でした。決して高くはありませんが、しっかりと準備をして挑めば、一発合格もあり得るでしょう。


ちなみに、初めて受験する方はどの区分を選べばいいのかわからないと思いますが、その場合は乙種第6類をおすすめします。なぜなら、乙種第6類では消火器が扱えるため、消防設備士の仕事の中でも需要が高くなっているからです。乙種第6類を取得した後は、自動火災報知設備を取り扱える第4類を取得するといいでしょう。



■消防設備士の仕事内容



消防設備士の主な仕事内容は、公共施設やビルにある消防設備の点検・整備です。甲種の資格を取得していれば、消防設備の工事も行えます。消防設備の工事というと、新しい建物にスプリンクラーを設置したり、自動火災報知設備や消火器、火栓設備を設置して正常に作動するか確認したりするなどです。


消防設備士の朝は早く、通常9時に業務開始であれば7時半ごろに出社し、大抵は2人1組となって車で現場へ移動します。実際に現場に赴いてさまざまな機器の点検を行うため、消防設備士の仕事には体力が必要ですが、女性で活躍している人も多くいるのが特徴です。


消防設備士の資格を保有していない場合は、消防設備の点検・整備を行うことはできないため、アシスタントとして従事することになります。


・消防設備士の平均年収


消防設備士の平均年収は、約400〜500万円です。会社の規模や資格の種類によっては約500〜600万円ほど稼いでいる人もいます。日本人の平均年収は436万円ですから、消防設備士の年収は平均とほぼ同じか、高いといえるでしょう。


ただし、年齢や経験年数、地域によっても変動するため、実力が伴うまでは平均年収を下回る可能性もあります。


消防設備士としての年収を上げるには、資格を取得したり、経験を積んだり、転職したりといった方法が一般的です。特に乙種第6類や甲種第4類などの需要が高い資格を取得すれば、転職にも有利となります。


消防設備士以外にも、第二種電気工事士や危険物取扱者乙種4類、2級ボイラー技士、第三種冷凍機械取扱者などの「ビルメン4点セット」といわれる資格もあわせて取得すれば、活躍の場は大いに広がります。


資格があれば資格手当が支給されることも多いため、年収は上がりやすくなるでしょう。



■消防設備士の魅力



ここからは、消防設備士の魅力についてお伝えします。

消防設備士は、資格を取得することによるメリットが多くある仕事です。中でも特にメリットとなる3つの魅力について紹介します。


・業務独占資格でニーズが高い


消防設備士は業務独占資格のため、常にニーズがあり、安定した仕事量が見込めます。


すべての建物には消防設備の設置が義務付けられており、消防設備士の資格がなければそれらの点検・整備・工事を行うことはできません。そのため、消防設備士の仕事がなくなることはないといえます。


・給料が上がりやすい


消防設備士の資格は乙種と甲種に分かれ、あわせて13種類もあります。その都度試験を受けなければならないため、何度も足を運ぶ必要はありますが、資格があることで資格手当がもらえたり、昇給したりといったメリットが得られます。


乙種は誰でも受けることができますが、甲種は実務経験などさまざまな条件があるため、甲種の資格を2〜3種類持っていればさらに昇給しやすくなるでしょう。


消防設備士とあわせてビルメンテナンス業に関わる資格を取得することも良い選択です。


・甲種があれば仕事の幅を広げやすい


乙種よりも難易度が高く、受験資格もある甲種の資格保有者となれば、就職や転職で有利となるなど、仕事の幅を広げやすくなります。


もともと消防設備士は業務独占資格のため需要が高く、仕事がなくなる心配のない職種です。


甲種の受験資格は、大学または高等学校で機械や電気など指定の学科を修了していること、または乙種を取得後2年以上の実務経験があることなど、消防設備に関する知識と経験を有していることを証明するものです。


そのため、甲種の資格保有者を即戦力として受け入れている会社も多くあります。




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資格手当については今回ご紹介した消防設備士の場合で、甲種・乙種共に月額2万円。その他の資格では、月額1万円から最大3万円をお支払いしています。


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消防設備士の仕事は特に需要が高く、資格があれば今後のキャリアにも十分活かせます。なにより、人々の生活の安全・安心を守るという意味で、やりがいのある仕事です。


消防設備士に興味があり、資格取得も考えている方はぜひ株式会社巽工業所へ。皆さまからのご応募を心よりお待ちしております。


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