給排水設備工事ってどんなことするの?業務内容を解説。  

皆さんこんにちは!秋田県大館市を中心に水道施設工事・管工事・土木一式工事などあらゆる工事の施工を手がけている株式会社巽工業所です。

今回は、「給排水設備工事」について解説していきたいと思います。



■給排水設備ってそもそも何?



まずは、給排水設備とはどのような設備かを説明しましょう。


給排水設備は給水設備と排水設備で構成されます。給水設備は一般住宅や施設に水を供給する設備で、配水設備は上記の場所から汚水などを排出するための設備です。


一般的にはこの「給排水設備」という名称をよく用いますが、施工や申請手続きなどでは、給水設備と排水設備は分けて考えます。


水を供給、汚水を排出する給排水設備は地域の上下水道と接続され、配水管を通してそれぞれの作業が行われます。


もしこの給排水設備に不具合があると、広範囲でさまざまな被害が及びます。家庭生活から企業などの活動にも支障が生じるでしょう。


そのため、各自治体で細かな点検・管理を行って、随時修理も実施します。


◆給排水設備の重要性

給排水設備が重要なことは説明の必要もないでしょう。


人間が健康的に生きる上でも、安穏な生活を営む上でも水は欠かせず、その水を守ってくれるのが給排水設備です。もし給排水設備が故障したら、飲料水や生活用水が供給されなくなり、汚水の排水も滞り、通常の生活が送れなくなってしまいます。


故障とまでは行かなくても、配管にサビや異物が発生すれば、蛇口から出る水が汚くなります。また、上下水管に問題があると、汚水が蛇口から出てきてしまうこともあるのです。


このように給排水設備に異常が生じたら大変ですから、常に適切な状態に保つことが必要になってきます。地域住民の生活の品質を確保するためにも、定期的な設備の点検とメンテナンスが欠かせないのです。


株式会社巽工業所では人々の暮らしに欠かせない「給排水設備」を共に守っていく仲間を募集しております。ぜひ募集詳細をご覧ください。


採用情報はコチラ



■給水設備、排水設備の具体的な名称、役割を解説!



給排水設備というのは水道に関する設備の総称で、それぞれがさらに細かい設備で構成されています。そこで、各設備の具体的な名称、役割を解説しましょう。


◆給水設備

給排水設備のうち、給水設備は道路下に通じている上水道管から水を引き込み、建物内に送り込む設備です。戸建て住宅やマンションなど、建物によっても給水設備の内容が異なるのですが、主なものとして、給水管・貯水槽・給水ポンプ・給湯設備などがあります。それぞれの役割を見てみましょう。


・給水管

給水管は道路の下に張り巡らされた上水道管から水を建物内に引き込む配管です。戸建て住宅では、上水道管⇒給水管⇒家庭の蛇口というように直接給水がされます。


給水管に使われる素材はいくつかあります。ダクタイル鋳鉄管やステンレス鋼管、水道用ポリエチレン管、耐衝撃性(硬質塩化)ビニル管などです。いずれの素材も給水管を守るために、腐食や老朽化に強く、耐久性が高くなっています。


・貯水槽

貯水槽は上水道管から引き込んだ水を一時的に溜めておくタンクのことです。戸建て住宅には必要ないことが多く、マンションなどの共同住宅やビルといった大規模な建物に設置されるのが普通です。


貯水槽の主な種類は受水槽と高置水槽で、前者は建物の1階や地階に設置するタイプ、後者は建物の高層階や屋上に設置するタイプになっています。


素材としてはFRP(強化プラスチックス)製のものが多いですが、ステンレス製もあります。


・給水ポンプ

給水ポンプは水に圧力を掛けて運ぶ装置で、上水道管や貯水槽から建物に水が行き届きにくい場合に使用されます。


大きなマンションやビルなどでは、貯水槽に溜めた水をそのままでは各部屋に送りにくいです。そこで給水ポンプを使用することになるのです。


給水ポンプには、揚水ポンプ・加圧ポンプ・増圧ポンプなどの種類があります。揚水ポンプは受水槽に溜めた水を高置水槽までくみ上げるもので、加圧ポンプは受水槽に溜めた水を各部屋に給水するポンプ、増圧ポンプは水道管から引き込んだ水に圧力を加えて直接各部屋に給水するポンプです。


揚水ポンプはくみ上げ専用のポンプで、高置水槽まで水をくみ上げたら、後は高低差を利用して各部屋へ供給されます。機能がくみ上げだけですから、電気代も抑えられます。大型マンションなどによく設置されるのが揚水ポンプです。


加圧ポンプは高置水槽が不要で、受水槽から直接各部屋へ水を供給します。高置水槽のメンテナンスが要らないのがメリットです。加圧ポンプは小〜中規模のマンションで採用されることがよくあります。


増圧ポンプでは貯水槽を利用せず、水道管からの水を直接各部屋に供給します。貯水槽設置の負担はなくなりますが、水を溜めておく場所がないので、断水や停電で水道が止まった際に不足する恐れがあるのがデメリットです。増圧ポンプは中規模のマンションでよく採用されます。


・給湯設備

給湯設備は温かいお湯を供給するための設備で、キッチン・お風呂・洗面所などで役に立ちます。


給湯設備は「湯沸かし器」「給湯専用ボイラー」「循環ポンプ」などで構成され、高温のお湯による膨張に耐えられる素材が使われています。


給湯設備の主なタイプは「局所給湯方式」と「中央給湯方式」の2種類です。前者はお湯を使用する場所に加熱装置を設置して給湯する方式。使用する湯流が少なめの住宅などで利用されることが多いです。後者は加熱装置から配管を通じて各使用場所にお湯を送り込む方式で、お湯の使用量が多いホテルやビルでよく利用されています。


◆排水設備

排水設備は台所や浴室、洗濯などで水を使った結果発生した生活雑排水やトイレの汚水などを下水道管にまで送る設備です。


このような汚水はそのままの状態で自然に還ると、水源が汚れてしまいます。そこで排水設備で汚水を下水道へ送る際にある程度浄化させます。


この他、雨樋に集まった雨水も排水設備から排水されます。


排水設備の種類は排水管・通気管・排水槽・排水ポンプなど。それぞれの役割を見てみましょう。


・排水管

排水管は上記のような生活雑排水や汚水を下水道にまで送る配管です。採用されているのは硬質塩化ビニル管や耐火二層管などで、腐食を防げるようになっています。


排水管は、設置場所によって「屋内排水管」と「屋外排水管」に分けられますが、その中に次のような種類があります。


まず、汚水排水管で、これはトイレの汚水を排水するための配管です。雑排水管は台所、洗面所、浴室、洗濯などで生じた生活雑排水を流すための配管。雨水排水管は雨水排水用です。


排水管にはよく排水トラップという設備が取り付けられています。S字型やU字型など、排水管の途中についている設備で、排水から発生しやすい悪臭やガスが室内に流入するのを防ぐのが役割です。


・通気管

通気管は空気圧の調整をする配管です。排水管内での空気圧の調節が大切な理由はこうです。


排水管内には常に排水が流れているわけではなく、流れていないときや少ないときもあります。そのようなとき、排水管内の気圧が変化してしまうと、円滑な排水ができなくなります。


そこで通気管で圧力を調節して、排水を行いやすくするのです。これで排水トラップの破封も予防できます。


また、通気管は排水管内の換気の役割も果たします。


・排水槽・排水ポンプ

建物の構造によっては、排水をスムーズに下水道に送りにくいことがありますが、そのようなときに利用されるのが排水槽・排水ポンプです。


それぞれの役割は、排水槽が排水を溜める、排水ポンプが排水を送り出します。


過去記事:配管技能士 2級、1級難易度は?合格方法も解説



■給排水衛生設備工事の業務内容は?



参照:施工事例「長根山送水管布設替及び連絡管布設工事」より


給排水設備について詳しく説明しましたが、今度は給排水衛生設備工事の業務内容を紹介しましょう。


給排水衛生設備工事といった場合、「給排水設備工事」が配管に関する工事で、「衛生設備工事」はキッチンやトイレを設置する工事です。給排水設備工事はさらに3種類に分類されます。それぞれの工事内容を確認してみましょう。


◆給水管引込工事

給水管引込工事は、道路の下に通じている上水道から、施設の敷地内に給水管を引き込む工事です。水道メーターや止水栓の設置工事も含まれます。


新築の建物で水を使う場合に必須の工事です。新築でなくても、水道管の素材変更や直径の大きな給水管への交換の際に行うことがある工事でもあります。


◆屋内配管工事

屋内配管工事は水道メーターから水回り設備に配管を延ばし、接続する工事です。


新築物件では、キッチン・浴室・トイレなどの各室で水を使えるようにするための工事になります。リフォームの際にはキッチンやトイレの場所を変更したり、水回り設備を追加したりすることもありますが、その場合も屋内配管工事を行います。


◆下水道排水設備工事

下水道排水設備工事は水回り設備の排水口から、排水管を通して、下水道へ繋ぐ工事です。下水道に流れ込んだ水は終末処理場で浄化された上で、川や海に排出されます。


◆衛生設備工事

衛生設備工事は建物内のキッチン、浴室、トイレ、洗面台などの設置や修繕5を行う工事です。

これらは生活に欠かせない水回り設備で、快適に使えないと困ります。そのため、業者はお客様のご要望をお聞きした上で、デザインはもちろん安全性や機能性、節水性など、さまざまなポイントに配慮した製品を提案・設置します。



■株式会社 巽(たつみ)工業所では、共に働く仲間を募集中!



株式会社 巽工業所では、水道工事や空調設備に興味がある新卒・未経験者の方、知識や技術をさらに磨きたい経験者の方たちを募集しています!


◆巽工業はこんなところ

巽工業がこんなところだという説明をしましょう。その内容にご理解いただけたら、ぜひ求人に応募してみてください。


・企業理念

全従業員の幸福を追求し、人々の生活に欠かせないものを扱う誇りと責任を持ちます。全従業員のため、お客様のため、街の活性化のため、知識と経験、技術を以って永続的に進んでいきます。


・経営方針

全従業員が幸福を実感できる企業であること、社会のインフラを整備するという社会的使命と責任を持った企業であること、あらゆるステークホルダーに責任を果たし、事業活動を継続、発展させる企業であることの3つが巽工業の経営方針です。


・巽工業所の強み!

がっつり稼ぎたい方や、技術を身につけたいという方にはうってつけの職場です。ベテランによる丁寧な指導もあり、他社よりも早く技術を身につけることができます。


キャリアアップの資格支援制度や独立支援制度もしっかり整備されています。


福利厚生も充実!残業ほぼゼロ、しっかりと休めて1人1人が働きやすい環境を構築しています。


・資格手当も充実!

従業員の頑張りや努力には全力で応えていきます。資格手当の額は資格の種類により月額10,000~30,000円。充実の手当でしっかり従業員をサポートします。一緒に巽工業所で成長していきましょう!


採用情報はコチラ