皆さんこんにちは!秋田県大館市を中心に水道施設工事・管工事・土木一式工事などあらゆる工事や施工を手がけている株式会社巽(たつみ)工業所です。
配管工事にはさまざまな種類があり、求められる技術や知識は種類ごとで異なります。これらの技術や知識を持っていると証明し、一流の配管工を目指すために、資格を取得するのが最も有効な方法です。
この記事では、配管工事に関連するおすすめの資格や取得までの方法を解説します。これから配管工を目指す方、転職してより高い技術を身につけ、安定した環境で働きたい方もこの記事を読んで少しでも誤解を解き、希望を持って頂ければ幸いです。
関連記事:配管工ってキツイ?リアルな仕事内容と役割について。
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■一流配管工になるためのおすすめ資格3選!
配管工事に関連する資格のうち、ここで紹介する3つの資格は特に有力な資格と言われています。どの資格を取得したら良いか迷っている方は、3つの中から選ぶのがおすすめです。
◆配管技能士
国家資格のひとつである配管技能士は、水管・ガス管・排水管など各種配管の新設・改修、空調や水回り器具の設置などを行う仕事です。建築配管作業とプラント配管作業に分かれており、建築配管作業は1級から3級(上級・中級・初級)・プラント配管作業は1級と2級(上級・中級)に資格が分かれています。
・試験科目
1級から3級に共通して、試験では学科試験と実技試験が実施されます。学科試験は、施工法一般・材料・製図・関係法規・安全衛生に加え、建設配管施工法もしくはプラント配管施工法を選択します。実技試験では、製作等作業試験と計画立案等作業(1・2級のみ)が出題され、1級が最も難易度が高い試験です。
・受験資格
配管技能士の3級試験は、実務経験・学歴・年齢を問わず誰でも受験可能です。2級試験は、実務経験が2年以上あるか、もしくは3級合格者が受験資格となっています。
1級は、学歴ごとに受験資格となる実務経験が異なるため、ご自身に該当する学歴と実務経験を照らし合わせて確認してみてください。
・受験費用
配管技能士の受験費用は、都道府県ごとに定められていますが、標準金額は学科試験が3,100円・実技試験が1万8,200円となっています。ご自身が受験する都道府県の職業能力開発協会へ問い合わせてみましょう。
◆管工事施工管理技士
管工事施工管理技士も国家資格となっており、配管工事の施工計画の作成及び工程・安全・品質等の管理を行うための資格です。配管工事のエキスパートとして、建設現場で幅広く活躍しています。
管工事施工管理技士は1級と2級があり、1級を取得すると監理技術者として大規模な工事に携わることができます。
・試験科目
管工事施工管理技士の出題科目は、1級と2級どちらもほぼ同じですが、出題区分が少し異なるのと、1級の方が出題数が多い点に注意が必要です。第一次検定(学科)では、機械工学等・施工管理法・法規の分野から出題され、第二次検定(実地)では施工管理法の分野から記述問題が出題されます。
・受験資格
令和6年度から、管工事施工管理技士試験の受験資格が改定され、1級は19歳以上・2級は17歳以上(いずれも年度末時点)年度末時点であれば、第一次検定が受けられるようになりました。第二次検定は、学歴による振り分けがなくなり、代わりに第一次検定の合格後に所定の実務経験が必要となりました。
・受験費用
管工事施工管理技士試験の受験料は、1級試験は第一次検定・第二次検定は各10,500円です。2級試験は、第一次検定・第二次検定を両方受けると受験料は10,500円であり、一次のみ・二次のみいずれかであれば5,250円となります。
◆消防設備士(乙種、甲種)
消防設備士は、消火設備や警報設備などの点検を行うための国家資格です。乙種は、消防設備の点検・整備に携わることができ、甲種は乙種の業務に加えて消防設備の工事にも従事可能です。
整備対象となる消防設備や業務範囲によって、消防設備士の資格区分が異なり、甲種は特類から5類まで・乙種は1類から7類に分かれています。
・試験科目
消防設備士の資格のうち、特に需要が高いのは甲種の4類(火災報知設備の工事・点検・整備)と乙種の6類(消火器の点検)です。試験科目は、甲種と乙種で一部異なり、甲種の筆記試験では工事設備対象設備等の構造や機能などが問われ、乙種では消防関連法令・基礎知識・消防用設備等の構造や機能などが問われます。これに加え、甲種・乙種ともに実技試験も行われます。
・受験資格
消防設備士の受験資格について、乙種は誰でも受験可能です。甲種は、学歴及び保有している国家資格などによって受験資格が分かれていますので、詳細は指定試験機関である一般財団法人消防試験研究センターのホームページで確認してください。
なお、他の種類の消防設備・電気工事士・電気主任技術者・技術士(関連部門)の資格を持っていると、試験科目の一部免除が受けられます。
・受験費用
消防設備士試験の試験手数料は、乙種が4,400円・甲種が6,600円となっています。
消防設備士の仕事内容に関しては、こちらの記事もご覧ください。
関連記事:「消防設備士ってどんな仕事するの?仕事内容を詳しく解説」
■配管工が資格を取得するメリットと資格取得の近道
配管工の仕事に就きたいのであれば、ぜひとも資格を取得しておきたいものです。ここからは、資格を取得するメリットや、資格取得の近道をご紹介します。
・配管工が資格を取得するメリット
配管工の仕事は、資格がなくとも従事することは可能です。しかし、インフラ整備に欠かせない配管工は仕事量が安定しており、将来性が期待できます。
資格があると、配管の仕事に関する適切な知識を持っていると証明でき、仕事の幅が広がるうえ給与アップにもつながります。さらに、独立を目指す場合にも資格が必要不可欠であり、経験により身につけた知識や技術は一生もののスキルとして活用できるのです。
・資格取得を目指すなら「過去問」は必須!
他の資格取得と同じように、配管工の試験も過去問への取り組みは欠かせません。毎日の仕事を通じて実務経験を積みながら勉強の時間を確保するのは容易ではありませんが、過去問を解くことで問題の傾向が分かり、問題の得意・不得意が把握できるため、試験科目ごとの勉強時間や試験当日の時間配分などの参考にできます。
過去問への取り組みは、学科試験突破に向けた最短ルートだと言われており、毎日少しずつ過去問を解いていくと資格取得に近づけるでしょう。
コチラのサイトでは、さまざまな資格の過去問を公開していますので、ぜひ参考にしてみてください。
・株式会社巽工業所の資格取得支援
株式会社巽工業所では、経済支援・勉学支援・技術支援を通じて、社員の資格取得を全力でバックアップしています。
経済支援では、資格取得のための講習会費用を会社で負担するほか、資格取得した従業員に対して毎月資格手当を支給します。勉学支援では、資格取得に必要な知識を身につける講習会を実施し、技術向上に役立てるきっかけとしています。技術支援は、資格試験の実技試験に役立てられるよう、技術・技能に関する支援や現場での指導を行います。
支給する資格手当は、消防設備士・1級配管技能士・2級管工事施工管理技士が月2万円・一級管工事施工管理技士が3万円などとなっています。従業員の頑張りや努力に全力で応えてまいりますので、積極的にチャレンジしてみてください。
■株式会社巽工業所では、ともに働く仲間を募集中!
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